生活

【執事の館】仮住まいに帰宅してきたので帰宅レポを書いてみた!

「お嬢様旦那様気分が味わいたい」そんな方のためにある執事喫茶やコンセプトカフェ。
執事喫茶といえば、ちやほやしてくれるイケメンの若い執事。

で す が 、我々紳士淑女が求めているのはそうじゃない!

酸いも甘いも知っている、駄目なことはきちんとたしなめてくれる、そんな私の執事。
ということで、そんな執事がいる私の仮住まいもとい執事の館仮住まいに帰ってきました。
※何故かたまたま色々とイレギュラーな事態がありましたので、会員登録や帰宅を検討されている方の参考になれば幸いです。

執事の館とは

【執事の館】Twitterで話題の執事の館って?

Twitterで話題の執事の館ですが、興味はあってもなかなか手が出せないそんな人は多いのではないでしょうか。しかしそんなハードルの高い物ではありません。執事の館がどういった物なのか簡単に紹介します。

何故仮住まい?

メインでコンセプトカフェの運営をする予定の建物(=本宅)は建設準備中だからです。
えっ?建設?と思われますよね。
執事の館準備委員会の方々が建物の構造から内装デザインから全て、私たちお嬢様旦那様方のためにお屋敷を建ててくださいます(予定)。
「お嬢様旦那様は普段別宅で生活していらっしゃいますが、たまには本宅に帰りたくなりますよね。でも本宅はまだ建設準備中ですので、ひとまず仮住まいでお帰りをお待ちしております。」という設定で、現在は仮住まいに帰宅するということになっています。
かなりぶっとんでますが、本宅建設のための準備の様子等が報告されているので事実です。
始動したころにちらっと見かけて頓挫したのかと思ってました。
今でも主に伝書鳩(メールマガジン)で途中経過が報告がされているようです。

整理すると下記のようになっています。
帰宅すると当然のように今住んでる家を別宅と言われるの吃驚しないでくださいね!

別宅 我々が普段生活している家
仮住まい 現在運営中のコンセプトカフェ
本宅 最終的にコンセプトカフェを運営していくお屋敷※建設準備中

それではいざ帰宅!

※以降給仕内容のネタバレになりますので、ご注意ください。

いきなりアクシデント発生

会員もしくは会員に招待してもらわないと場所すらわからないという未知の場所…。
私はもう数回行っているのでおおよその場所はわかるのですが、まさかの遅刻!
一緒に帰宅予定だった初帰宅の友人に先に入っててもらうようにお願いして私も急いで向かいます。
その道中ドアマンから連絡が。
「Aお嬢様(友人)がお着きです。お嬢様は遅れていらっしゃるとのことですが、先にお通ししてもよろしいでしょうか?」
そうですよね、家主に念のため確認とりますよね、本当の家事使用人であれば。
許可を出すと私の帰宅時間もきちんと確認するドアマン。流石。

無事帰宅

その後、無事伝えていた時間通りに到着。(遅刻ですが)
出入口でお嬢様、旦那様同士が鉢合わせしないように予約時間もずらしているのに申し訳ない…と思いつつドアマンに扉を開けてもらい、ようやく帰宅できました。

まずはばあやのいるクロークへ。
持ち込みができるのはハンカチやポーチ等のみで、携帯の持ち込みはできません。
そのため、全ての荷物と上着を預けます。
着物で来ていたのですが少し着崩れしていたため、ばあやが「折角いいお着物なんだから綺麗に着てあげてください」とお小言を言いつつも、ササっと整えてくれました。
え、そんな簡単にきれいになる?!というくらい早業です。
羽織を着ていたものの席まで着てくのは…と思っていたので、見られても大丈夫なように直してくれてありがたいと感謝しつつ、席まで案内してもらいました。

ウェルカムドリンク


初めにウェルカムドリンクとして出てくるのが「アイスティー」と「エピスクッキー」です。安定のおいしさでさくっと完食。
基本的にはいつも同じですが、事前に伝えた苦手なものにスパイスや紅茶が入っていれば違うクッキーやお茶に差し替えてくれます。

今回はティータイムメニューの日に行ったので軽食とお菓子のワゴンが登場。
全部で軽食が10種類くらいとお菓子が20種類くらいだったかと。
レギュラーのものにプラスして4種類ほど季節の軽食・お菓子があり、季節のものを含めたすべてのお料理を給仕係が順番に説明してくれます。
時々詰まりますがそのあたりはご愛嬌。
季節のお料理についてはツイッターを見ると事前に確認することができます。

一皿めのお料理


予約の時間に遅刻してしまったので軽食は席についてくれる給仕係がおすすめをセレクトして用意してくれました。
1品だけ食べれない品があったのでちゃんと会員ページに記入していたか不安になりつつもお伝えすると、そういえばそうでしたと謝罪してくれて、残して大丈夫ですよとのこと。
心遣いありがとうございます…。
食べれないものがあったものの、それ以外のセレクトがこれまた素敵。
いつも食べているキッシュとタンドリーチキンに気になっていた4月限定のお料理。
特にルンダンが美味でした。
インドネシアやマレーシアで食べられているお料理らしいです。
見た目はカレーっぽいのですが、味は全く違い、スパイスが効いていて今まで食べたことのない味でした。

一杯めの飲み物


飲み物にはお気に入りのエルダーフラワーのコーディアルを甘口のジンジャエールで割ったものをチョイス。
写真はエルダーフラワーのコーディアルそのものです。
適度に甘くてさわやかでおすすめです。
飲み物は一つ一つ説明ができないくらいに種類があるので、好みを伝えて食事に合うものであったりおすすめを給仕係に聞くとよいと思います。
ちなみに飲み物にも季節限定のものがあり、こちらだけは詳しく説明してもらえるので、気になったものがあればそこから選ぶのもアリです。

二皿めのお料理


軽食もおいしいのですが、ここのお菓子が大好きなのでたっぷり注文!
ココマカロンを2つ、抹茶のフィナンシェ、くるみのタルトをハーフで、ラズベリーレアチーズケーキにパンナコッタとピンクグレープルーツのゼリー、マカロン3種を1つずつ。
「2つ」や「ハーフ」とあるように、数や量も言いつければある程度聞いてくださるので、少なめでいろんな種類を食べたい場合や好きなものをガッツリ食べたい場合は遠慮なく聞いてみてください。

二杯めの飲み物


緑茶が好きなので飲み物は4月5月限定のローズグリンティーのアイスをチョイス。
とても深い薔薇の香りを楽しめますが、飲み口はスッキリしていて、甘いものと相性抜群でした。

余談:友人のアレルギー対応メニュー

友人の方はアレルギー持ちのため、特別メニューで対応してもらっていました。
帰宅の予約をする時点でアレルギーの内容を会員データとして登録するのですが、その後帰宅前にどの程度駄目なのかヒアリングの電話があったとのことです。
友人は一切駄目なのでそれであれば全く使わない料理を、と程度に合わせて対応してくれるようでした。
そのためワゴンから選ぶというわけではなく、家事係のほうで特別に準備したものを順次提供という形になります。
提供されているのを見たことがないお料理ばかりで、中でも気になった抹茶のダックワーズと桜あんを友人に少しばかりいただきましたがとても美味でした。

三皿めのお料理


出発の20分くらい前に最後に食べ忘れたものなどないか声をかけていただき、クレーム・ド・ブリュレを注文。(好きなくせに忘れていた)
10分前にお手洗いに声をかけてくださるのですが、毎回ギリギリまで食べているので中々行けないんですよね。
今回こそ!と思ったのですが案の定行けず…大好きなクレーム・ド・ブリュレ食べてました。
感動するレベルで綺麗かつ備品が整っているので皆様には是非行っていただきたいです。

出発の時間

最後に締めのお茶をいただいて、出発の準備に再度クロークへ。
また着付けで甘くなっているところをばあやがお直ししてくれ、遅刻したことにもお小言を言われつつ、お見送りしてもらいました。
ドアマンが本日の給仕やお料理の様子を聞いてくださり、遅刻というまさかのトラブルがあったものの120%楽しめたので、満足した旨をお伝えしました。
すぐにヒアリングしてくださるのでこちらも気になったことを忘れる前に伝えられて、教育に役立ててもらえるという最強のサイクルですね。

まとめ

徹底して家事使用人感が本当に素晴らしいです。
普通お店にいってお小言を店員から言われるなんて中々ありませんよね。
でも、ここは自分の家ですから。
少しでもみっともなければお小言も言われますし、知らない人のように丁寧に返答をしていると、仕えている身ですのでと言葉を直されます。
そんな、本当にお嬢様になった気分が味わえます。

さて、文章中で支払いの描写がなかったことに気づかれましたか?
実はこちらお支払いは後払いになります。
それもお料理に対しての支払いは一切なく、働いてくれた家事使用人にお給金を出す体です。
なので、何をどれだけ食べても支払いの金額は変わらないという。
ここまで一貫してるのは本当にすごいなと感心です。

ちなみに、写真については食事中には撮れないので、会員ページのほうで食べたものの写真がDL・SNSにアップロードできるようになっています。
SNS社会にも柔軟に対応していて素晴らしい。

おいしいものを好きなだけ食べられて、お嬢様気分を味わえて、最高の贅沢ができる。
ご飯を食べるには少し高い金額ではありますが、トータルで見ると私は高くないかなと思います。
悩まれている方は一度ご帰宅することをおすすめします。

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山田 花子

山田 花子

表の顔は着物を嗜む淑女。 しかし、その帯を剥ぎ取ると現れるのはゴリゴリのオタク。

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