生活

【こんな時だからこそ】テレワークについて考える

今や家電量販店からWEBカメラが消えるという。
風前のテレワークブームな日本。いや、世界。

日本以外を人一倍詳しく知るわけではないので日本に限った話をしますが、テレワークの導入には正直超えなきゃならないものがたくさんあると思います。
考えなければならないこと、設備、大きく変わる業務の形、事業にどう合わせるか…etc

今日はそんなテレワークにまつわる話をしたいと思います。

日本がテレワーク後進国の理由

まずは、日本が世界からみてどういう立ち位置にあるかを考えましょう。
サブタイトルとしてすでに、後進国と言ってしまっていますが…。

まず、日本の労働に対してよく言われる事としては次の事があげられます。

日本の労働

  • 時間主義
  • NOTスペシャリスト文化
  • 紙文化

時間主義という言葉が正しいかどうかという疑問が私にはありますが、
外資系企業を除き、その多くが「成果主義」とは真逆の体質だというのは周知の事実可と思います。
そのため、仕事ができて定時で帰る人の方が、仕事ができず毎日残業する人よりも給料も評価も低いという矛盾が発生します。
そして、この原因こそがNOTスペシャリスト文化。数年というスパンで人事異動を行い、その道のプロを育成しない文化です。
その道のプロってのは人件費が高いですからね。当然ですが。
これは三菱の新人が3年目に絶対異動するルールなんかからも読み取れますね。そして配置換えと同時に少し役をあげるなんて事をするからあら大変。
実務のできない管理者が突如異動してくるわけですから・・・・それによって起きる事は簡単に想像できますね。

実務がわからないから、部下を正しく評価できない。
よって残業時間でしか部下を測れない。

日本の労働時間ありきな文化の一端はこういったところから生まれてるのかもしれません。
他にも、他の人が30分でやれる事を2時間かけないとできない人が残業して成果を合わせてくるケースですね。
これは上司の人情(笑)において、

成果が同じであれば1時間以上残業して頑張った人の方が評価される

という。無能上司の責任です。
最近は無能ががんばって成果を出す社員主導のサビ残もできなくなりつつあるので、無能にとっては厳しい時代友言えます。
ようやくスタートラインに立ったとも言えますが。

そして最後は全世界で無駄と言われ続けているスタンプラリーこと、文書の押印文化
全部ワークフローにしてシステムで承認にしろ!って話もそうですが、
そもそも「世界一偽装が簡単な承認システム」と揶揄される印鑑システム。
(朱肉ポンポン、紙にギューで簡単OKとかいうセキュリティゼロシステム)

ほんと、なんのために存在するんでしょうね。時代錯誤も甚だしい。
金印のせいで2000年以上も経った今の時代でも印鑑が重要視されるんですからね…。
紙という物理媒体を持って承認印をもらって歩く通称スタンプラリーだけでも今すぐなくすべきだと思う。

将来的には文書出力担当(すべての、決済が降りた文書を印刷して、必要な印鑑をすべて押す人)が生まれるのかな。
そもそも文書出力担当ってくそくそ無駄な仕事だよね…廃止したら人件費100%カットだしカットも容易だし。

コロナを少しでもポジティブに考える

4月に入り爆発的な勢いで感染者が増え、04/15には200万人にも到達する勢いで広がる。
致死率も高く大変な恐怖でもありますが、少しでもポジティブな情報に変えようという試み。
ネガティブな事ばかりじゃ体よりも先に心が折れちゃいますからね。

3.11東日本大震災で大きく変わった事

少し前の事です。街を飲み込む津波の映像は今なお焼き付いています。
しかし、あの日を境に日本国内で爆発的に広がった技術があります。

クラウド

FF7の主人公のことですか?なんて当時なら言う人もいたかもしれません。
若しくは、雲がどうしたって?なんて聞く人もいたかもしれません。
ですが、2020年現在においてそんな事を言う現役社会人はほぼいないと言ってもいいでしょう。
クラウドが何か、詳しい事を知らなくてもその技術を知らなくてもその言葉をそれなりな理解度で知っていると思います。
しかし、10年前のあの日を境に過去を遡るとその認知度は限りなくゼロに近いものでした。

場所を選ばないという利点

当時、企業のIT担当者にクラウドの話をすると驚異のレスポンスで返される言葉がありました。

「でもさ、セキュリティ大丈夫なの?」

企業のIT担当においてセキュリティこそが最大の課題とまで言われるような時代だった事もあり、社外にデータを置くという事は不安要素でしかなかったからこそです。

新卒ペーペーな自分は「バカが一つ覚えでセキュリティがーって喚いてる」なんて言うこともできずに受け入れるぐらいに。
しかし、ことが起きた後。時代は一新しました。事業継続という考え方です。

津波被害にあった地域の中から驚異のスピードで事業再開した会社が話題になった。
すべて流されたのになぜこんなにも早く再開できたのかと問われた若手社長は一言。

機材も建物も従業員の命も流された。
だけど、俺の心とデータだけは流されずまだある。

そう言って新品のノートパソコンをネットに繋ぎ、神奈川県の一室で業務を再開する姿。
ほぼすべてのデータをクラウド保存していたため業務はパソコンとインターネット環境があれば生きていればどこでもできる。このインタビューに揺れたのはBCP対策の重要性が認知され、その策定を命じられていた企業のIT担当や、クラウドサービスを提供する多くの企業だった。

売り文句としてこういった事例や、事業の継続性を盛り込み、BCP対策のニーズとマッチして多くの企業がクラウドサービスの利用に乗り出した。

コロナに後押しされるもの

連日各国の王族や政府関係者、著名人の感染や死亡が報道され日本からも志村けんという尊い犠牲を出したコロナウィルス。
そんな中、これまで政府がどれだけ主導しても動かなかった企業が対応に追われる形で動き出した。

テレワーク

遠隔で仕事をする事。
これまで、日本の労働文化とのギャップの大きさもあってまったく浸透しなかった業務体型だが、緊急事態宣言から1週間、破竹の勢いで整備され浸透していった。

企業も社員も得なはずのテレワーク

企業からすると、社員の通勤に関わるコストが不要になる事や、社員が働くためのスペースを確保するコストが不要になる。
場所やパソコンなどの設備を合算すると、人一人雇うには月100万程掛かると昔から言われますからね。それらがごっそり削減でき、貸与する設備と人件費だけになるわけですから本来企業側としては導入したいはず。

しかし、なぜか腰が重い

考えればわかる事ですが、日本人って本当に働かないんですよね。
これ、自分的にはめちゃくちゃ驚きだったんですけど、社会人の8割ぐらいは本当に働きません。サボります。

労働大国日本?それは時間だけで人間性の話じゃない

というのは私の持論ですが、何度もいいます。ほんっとうに働きません。
学生読者がそこそこ多いので、うるさいぐらい何度でもいいます。マジで日本人働かない。

本記事の最初に答えのいくつかを記載していたりしますが、いろいろな理由で日本人は働きません。
というか、働くのが悪手とも言える世界。国が日本だったりするわけです。

正直者が馬鹿を見る

ほんとうにそう。
どんだけ働いても寝てるだけの人でも給料は一緒なわけですからね。
もちろんバレずに寝てる必要はありますが。

鶏と卵

経営経験のない雇われる側の人間はほぼほぼこう考えます。
「対価が無いのだからやらない」

経営者側はこう考えます。
「成果がないのだから対価は無い」

これ、同じような事ですけどかなり違います。端的な表現をすれば、前者は先払い。後者は後払いです。
厳密には後払いですらないのですが、詳しい話をするとだいたい破綻するので、イメージでOKです。
要するに日本の労働者って馬鹿な上に人間としてもゴミしかいないってことです。
これ読んでるあなたも早めに考え方を切り替えるなり気づきを得ないとバカに埋もれるわけです。

閑話休題。
そんなわけで、企業と社員では平行線どころかどんどん離れていくわけだ。
お互いに信頼もないから在宅勤務なんていう見えない場所で働くことに対して、企業側がGOを出すわけがない。わかりきってた話。

コロナがチャンスだから企業側を納得させる成果を出すべき

俺が言いたいことはこれだけ。
俺自身サラリーマンをしているので、テレワークしたいって喚いてる頭悪そうな社員以外は在宅勤務にしてあげてほしいと願う理由。

緊急事態だからテレワークをするってなってせっかく理想の労働条件に1歩近づいたんだから、
それをみすみす無駄にするんじゃなくて、「在宅勤務でも問題なく業務遂行できるね」って評価をされてるようにしてくれ。
スマホみるなとかTV見ながらやるなとか音楽聴きながらやるななんてクソほどどうでもいいことは言わない。
それが個人のパフォーマンスを上げるために必要ならやればいい。
最近話題の「無音でAV見ながら仕事してる」ってのもそれで頭キレッキレになってパフォーマンス上がるのならそれもOKだと思う。
(ビデオ通話のときに○コってるのが見えちゃったり、AVがチラ見えしちゃうのはナシな!)

権利を主張するなら義務をちゃんと熟せ

これだけ。
AV見ながら仕事したい!っていうならちゃんとAV見ながらでも仕事を人一倍熟せばいい。
そしてパフォーマンスが上がると証明できたのなら、企業は言うだろう

「・・・・絶対にバレないように見るならパフォーマンスが上がることを前提に許可をせざるを得ない」と。

要するにバレなくてパフォーマンスが上がれば誰も文句言えないし、
実際AV見ながら仕事していたとして、それが公然の事実だとしても、音も映像も他人にバレなきゃOKなわけだ。

※とはいえAVOKな企業が出てくるとはまっっっっっっったく思わないが。

関連記事楽しい記事がきっと見つかる
  • この記事を書いた人
  • 最新記事
酔麿呂

酔麿呂

極普通のお酒とゲームが好きでオシャレな雑貨に弱い元SE。趣味はAmazonでウィンドウショッピングすること。 SEと言いつつもDBAとして米国での就労経験があったり、人事・総務・財経とあらゆる部門の経験を持つ異色のフルスタック系エンジニアです。

© 2024 あずめでぃあ