【着物】色だけじゃない!間違えると場違いな着物も!?着物の種類と着て行く先まとめました。

2019年4月7日

一口に着物といっても、すべてが正装(礼装)というわけではありません。
洋服でいうと、Tシャツが普段着、ワンピースは余所行きの恰好、ドレスはパーティーで着るものといった具合に、着物も種類によって適した場所が変わってきます。
とはいえ、自分が惹かれた着物がどの種類かわからなければ、どこに着ていけるかもわかりません。
そこで、種類毎の特徴や見分け方と着ていける先についてまとめました。

初心者向けの着物の選び方と必要なものはこちら

【着物】初心者向け!着物の選び方と必要なもの

着物に興味はあるが、必要なものがわからないし、ルールもわからない。そんな人のために着物を着るために最低限必要な物をすべてまとめてみました。

紬(つむぎ)

紬とは

蚕の繭から細い糸をそのまま取り出したものを生糸、一度真綿の状態にしてから糸にしたものを紬糸と呼びます。
その紬糸を染めてから反物に織ったものが紬です。
そのため、はっきりした絵模様よりも縞や格子等の繰り返し模様が多く、裏から見た際にも表と同じ模様が見られます。

どこへ着ていけるのか

ショッピングやランチなど友人と遊ぶような気軽な場に着ていきます。

小紋(こもん)

小紋とは

端から端まで同じ模様が連続している反物で仕立てた着物を小紋と呼びます。
模様の大小にかかわらず、同じ模様が連続していればそれは小紋になります。
小紋の中でもデザインにより京小紋や江戸小紋等さらに細かく分けることができます。

どこへ着ていけるのか

ショッピングやランチのほか、観劇やお茶会等にも着ていけます。
総柄や京小紋・江戸小紋は帯次第で、簡単なパーティーやお正月の挨拶回りへも着ていくことができます。

付け下げ(つけさげ)

付け下げとは

同じ読み方で附下とも書きます。訪問着と小紋の中間的な存在です。
反物の状態で模様がすべて上を向くように描かれた柄が特徴です。
訪問着とほぼ同格ではありますが、基本的に裾から胸にかけての柄は繋がっていません。

どこへ着ていけるのか

友人の結婚式や同窓会など改まった場に着ていけます。
柄付けによってはショッピングやランチ、観劇等の際にも着ることができます。

訪問着(ほうもんぎ)

訪問着とは

肩や胸、袖にわたり、縫い目の部分も柄がきれいに続くように柄付けすることを絵羽模様(えばもよう)と呼びます。
この絵羽模様を施した中でも上半身にも柄が入っているものが訪問着です。
黒留袖や色留袖より一つ格が低く、略礼装となります。
紋をつけることで色留袖と同格にすることができますが、着用の機会が狭まってしまうので、あえて入れないことが多いようです。

どこへ着ていけるのか

友人の結婚式やお茶会のほか、お子様の入学式・卒業式等改まった場に着ていきます。
柄や色目、帯次第で同窓会や観劇などにも着ていけます。

色無地(いろむじ)

色無地とは

黒以外の一色で染めた模様のない着物を色無地と呼びます。
織り方や糸使いによって表面に織り出した模様を地紋(じもん)と呼び、この地紋の模様によっては着る機会が狭まるため、注意して選ぶか、地紋のないものを選ぶとよいです。
紋のつけ方によっても、格が変わる少し特殊な着物になります。

どこへ着ていけるのか

紋なし…ランチやショッピング等友人と会うような場に着ていけます。袋帯と合わせた場合は卒業式や入学式に着る略礼装とすることもできます。
一つ紋…お祝い事やお茶会・弔事に着ていきます。
三つ紋…一つ紋と基本的には同様ですが、特別なお茶会に着ていくことができます。友人の結婚式なども着用可能ですが、かなり控えめな印象になります。
五つ紋…色留袖と同格になるため、親族の結婚式に着ます。
※弔事両用にしたい場合は紫や青系・深緑・鼠系などの色目で地紋は流水や雲・紗綾形等を選びましょう。

色留袖(いろとめそで)

色留袖とは

既婚者も未婚者も着用できる、最も格の高い着物になります。
※既婚者の場合は色留袖よりも黒留袖のほうが格が高くなります。
黒以外の地色で絵羽柄が裾の部分にのみ入っているのが特徴です。
襟や袖が二枚重ねで着ているように見える比翼仕立て(ひよくじたて)になっていることが多いです。
黒留袖が五つ紋に対し、色留袖は一つ紋・三つ紋・五つ紋があります。

どこへ着ていけるのか

五つ紋…親族の結婚式に着ます。
三つ紋・一つ紋…訪問着のように友人の結婚式やパーティー等に着ます。

黒留袖(くろとめそで)

黒留袖とは

既婚者が着る、最も格の高い着物になります。
五つ紋が入った、黒色の着物を指します。
絵羽柄が裾の部分にのみ入っているのが特徴です。
襟や袖が二枚重ねで着ているように見える比翼仕立て(ひよくじたて)になっていることが多いです。

どこへ着ていけるのか

極めて近い親族(祖母・伯母・母等)や仲人として出席する結婚式に着ます。

まとめ

各着物の種類ごとに着ていける先をまとめてみました。
上にいくほど格が高く、下に行くほど格が低くなります。
※一部、同格のものも便宜上、上下に並べています。
※△表記:柄や帯によっては適している

黒留袖 礼装
色留袖(五つ紋) 礼装
色無地(五つ紋) 略礼装
色無地(三つ紋) 略礼装
色留袖(三つ紋) 略礼装
訪問着(紋付き) 略礼装
色無地(一つ紋) 略礼装
△外出着
訪問着(紋なし) 略礼装
外出着
付け下げ 略礼装
外出着
△普段着
色無地(紋なし) △略礼装
外出着
普段着
小紋 外出着
普段着
△外出着
普段着
礼装 …公的な儀式など特別な時に着るもの
略礼装 …結婚式の披露宴やお子様の入学式、法事などに着るもの
外出着 …観劇や軽いお茶会などに着るもの
普段着 …ちょっとしたショッピングやランチに着るもの

購入時には、好みの柄かだけではなく、着物の種類から格も調べておくのがおすすめです。
好みだからと購入しても着ていける先が実は少なかったりなんてことにもなりかねません。
着物の種類である程度用途が決まっているとはいえ、帯との合わせ方によっても着ていける先が変わるので、どうしても着物が譲れない場合は帯の合わせ方で工夫していきましょう。
折角買うのですから、箪笥の肥やしになってはもったいないですしね!

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