「お香に興味はあるけど何が必要かわからない」
「そもそも予算ってどれくらいあればいいの?」
そんな方のために初心者におすすめのお香の特徴と必要なアイテムをまとめました。
Contents
お香とは
一般的に
・香木(こうぼく)
芳香を有する木のこと。
有名なものは白檀(びゃくだん)、沈香(ぢんこう)、伽羅(きゃら)等。
・線香(せんこう)
香木のほか芳香を有する原材料を調合し、成形したもの。
・焼香(しょうこう)
香木を細かくしたもの。
主に弔事に用いります。
等の香りもの全般を指します。
仏教をはじめとした多くの宗教やスピリチュアル的な儀式で用いられているため、宗教的なイメージがあると思いますが、お香そのものに宗教的な意味があるわけではないので、好きな香りを探して気軽に楽しみましょう。
直接火をつけるタイプのお香
前述した線香に分類されるもので用意するものが少なく、簡単に始めれます。
お値段はピンキリですが、きちんとした専門店が出しているものでも安いものは1000円くらいで手に入れることができます。
燃やすことにより煙が上がるため、部屋の壁にヤニがつくのが気になるところです。
頻繁に大量に焚いたりしなければ気にならない程度ですが、気にされる方はリンク先の間接的に熱をあたえるタイプのお香がおすすめです。
-
【お香】火を使わないから煙も出ない!安全かつ煙も解決な空薫とその方法をまとめました。
お香が好き、でも煙や火を使うのはちょっと…という人!大丈夫お香はなにも火で焚くだけじゃありません。火を使わない空薫について方法と必要な物をまとめました!
お線香・スティックタイプ
一番ポピュラーでお目にかかる機会が多いです。
香りを楽しむために使用することもあれば仏事で使用することもあります。
長さがあるので長時間楽しむこともできますし、折って少しだけ楽しむということできます。
燃えている面積が狭いので一気に香りが広がるということはありません。
焚いている最中に灰になった部分が崩れてくるので、小さめの香皿はおすすめしません。
円錐型・コーン型
手軽に楽しむのであれば一番おすすめです。
お線香やスティックタイプと違って長さがないので長時間焚くということはできませんが、燃えている面積が広がっていくのでどんどん香りが強くなっていきます。
焚き終わっても崩れてくることがないので、小さめの香皿であっても皿以外に散らばる心配がありません。
渦巻型
蚊取り線香でおなじみの形です。
使い方は同じで渦巻の外側先端に火をつけます。
長さがあるので燃焼時間が長く、線香・スティックタイプよりも太いので香りも比較的広がります。
線香・スティックタイプと同様に折ることで燃焼時間を調整することができます。
灰になった部分が崩れたり散らばるという点よりも、お香のサイズ的に大きめの香皿である必要があります。
必要なもの
香立(こうたて)
香皿にヤニがつかないようにお香そのものをおくためのものです。
お香の形によって種類が違います。
お線香・スティックタイプであれば立てる溝があるものもしくは棒をつまめるもの。
円錐型・コーン型であれば、小さな台。
渦巻型であれば、蚊取り線香の台ように下から支えるもの。
基本的には香立と香皿もしくは香炉がセットになっています。
実用性に特化したものであれば、お香自体についていることもあります。
デザインが気に入らなかったり好みのものがある場合は自分で好きな組み合わせで使用して問題ありません。
香皿(こうざら)
お香が灰になったあとに受け止めるお皿です。
コーン型は小さいもので大丈夫です。
線香・スティックタイプは少し広めのお皿か、小さいお皿の場合はお香を折って短めにして使用すると散らばりません。
渦巻型は入りきるサイズのものを用意しましょう。
線香・スティック型については、安いものであれば500~1000円くらいで手に入ります。
その価格帯でも種類が豊富なのでこだわって探すことができます。
香炉(こうろ)
灰を入れて使用することもできますが、少し手間がかかるので、今回は割愛します。
線香立て/スティックタイプ/コーン型/渦巻型/香立などの記載があるものがそのまま使えるものです。
香炉と思えないようなデザインのものがたくさんあるのでお気に入りを探してみてください。
ものによっては別途消耗品が必要になるので購入前に一度確認するようにしましょう。
安いものであれば1000円くらいですが、少し変わったデザインを探すとなると2000~3000円くらいの予算に少し上げる必要があります。
ライターもしくはマッチ
雰囲気を出すにはマッチが一番ですが、ライターでも十分です。
お好みでご準備ください。
いわずもがなですが、100円で買えますね。
まとめ
お香と必要なものをすべて集めても2000円くらいから始めれますので、少しでも興味がある方はぜひ足を踏み入れてみてください。
楽しんだ後には灰を集めて、自治体のルールに沿って処分してください。
完全に燃え尽きて香りが消えたあとで処分をするので問題ないことがほとんどですが、火が完全に消えたか心配であれば湿らせてから捨てるとよいです。
マッチを使用した場合は必ず水にくぐらせてから処分しましょう。
併せて香立と香皿もきれいにしておくと次回も気持ちよく使えます。
面倒な場合はライターで火をつけて、終わったら灰だけ捨ててウエットティッシュなどでふいておくだけでも大丈夫なので、ずぼらな方も気にせず始めてみてはいかがでしょうか。