世の中には2通りの人間がいます。XENO経験者とXENO未経験者です。
そして、未経験の人はぜひとも手に取ってみましょう。言語の壁も無く誰でも簡単に遊べ、駆け引きも熱くとても楽しいカードゲームです。
サクッと進めば1戦あたり5~10分程度ですよ!それがなんと700円!
本題。すでに完成形とも言えるXENOを更に楽しむために、勝手ながら独自ルールをずっと考えていました。
Contents
XENOって?
そもそもXENOって何?って人はこちらから。 【XENO】オリエンタルラジオ中田敦彦氏考案のカードゲームを紹介!全カードの効果と対戦で注意したいカードとその効果!
【XENO】中田敦彦氏考案の新カードゲーム!ルール紹介と各カードレビュー
一言で表せば2019年冬に登場した新カードゲームです。
カードゲームといっても遊戯王やMTGのようなTCGと呼ばれる物ではなく、トランプやUNOなどの部類です。
ロジカリストとしても有名なオリエンタルラジオの中田敦彦氏考案なので、それだけでも面白そうだって期待してしまいませんか?私は2019年の11月頃に存在を知ってわずか2分程で心奪われました。
独自ルールXENO、【XENO-W】
そんな優れたカードゲームXENOですが欠点があります。
それは18枚しかカードが無く、手札が常に1枚な事です。これはメリットでも有るのですが、大きなデメリットでもあります。
まず、メリットとしてはとっつきやすい・簡単・覚えることが少ないといった物が挙げられます。もちろん難しいゲームほど普及しづらいですから新興のカードゲームとしてはかなり重要なファクターです。
しかし、簡単ということは上級者には物足りないという面が大きくなるのです。
こんな感じでアツい展開なんてめったに無いです(アリはします)
あと、演出というかいい勝負に持っていくためにいくつか勝敗の着くシーンをスルーするというのもされてます。
2:兵士の攻め方がなーって。2:兵士と9:皇帝を公開処刑で選ぶシーン。9:皇帝を捨てさせていれば手持ちが10:英雄とバレていても転生札がありますからね。XENOプレイの浅さが招いたなんちゃってドラマチック展開とも言える圧倒的プレミ。
そうなんです。10種類18枚、常に手札は1枚(2枚)というルールはパターンの少なさから読み合いのレベルの引くさや予想のしやすさからくる初心者向けのカードゲームと言えます。
ルールも簡単なのでとっつきやすく、誰でも簡単に楽しめるのはいいことです。運ゲー要素も強いので初心者でも初見から十分勝てる確率もあります。
でも、ちょっと物足りなくないですか?
そ こ で
私は勝手に考えました。この最高のカードゲームXENOをより高度に、より深く楽しめるルールを作ることは出来ないか、と。
そして、いくらかの時間をかけついに到達したのがこの【XENO-W(ダブル)】です。
わかりやすいXENOにあやかり、単純でわかりやすい名前と考えた結果よくある感じになりました。XENO-Wです。
そして、このWダブルにはダブルだけに2つの意味を込めました。
XENO-W:2つのWその1
2SETのZENOカードを使う事により、カード枚数を増加。その数18枚から34枚へ。
XENO-W:2つのWその2
手札を常時2枚にする事で、より深い読み合いと戦略性を生み出します。
XENO-Wの変更点
カード枚数や手札の常時2枚化など根本から変更するため、カード効果も少しだけ変更しています。
ルール変更点
ルールはXENOのルールをほぼそのままにしています。それでも枚数が増えることによる変更点は存在するので、そこだけは違う点として覚えてください。
2SET使うことで増える総カード数は34枚に。その内訳は9:皇帝と10:英雄を除く8種類のカードはそれぞれ4枚で、9:皇帝と10:英雄は1枚ずつです。
そして、手札を常時2枚とするため、最初は2枚ずつ配ります。
カード効果変更点
カード効果の変更点は手札が1枚という事を前提とした物を中心に、よりXENOの世界観を楽しめるような変更を心がけて策定しています。
また、9:皇帝と10:英雄は枚数に変化がなく、希少性が増加したため結果として少し強くなっています。
1:少年【革命】
4枚となったことで、ストーリー中の少年→兵士→皇帝の変化が描けるようになりました。
1枚目:効果なし(変更なし)
2枚目~:捜査(兵士と同じだが、10:英雄を指名することは出来ない)
3枚目~:※公開処刑(優しい皇帝は乙女によって防ぐ事が可能)
3枚目以降の少年はすでに場に10:英雄が出ている場合、6:騎士の対決において9:皇帝に勝利する
場に9:皇帝、10:英雄の両方がある場合、効果が【公開処刑】となる。
兵士となり9:皇帝の手足として10:英雄を探すふりをする健気な少年。
2:兵士【捜査】
プレイヤーをひとり指名することが出来る。
指名されたプレイヤーは手札から1枚選び場に非公開で置く。その後兵士を出したプレイヤーは非公開で置かれたカードを言い当てる。
その後カードを公開し手札に戻す。正解した場合は指名されたプレイヤーは脱落。
ただし、指名されたプレイヤーが手札から9:皇帝を捨てる事で2:兵士の効果は無効化される。無効化した山札から場合1枚引く。
3:占い師【透視】
指名したプレイヤーの手札を見ることができる。
1枚見るにするか最後まで迷いましたが、純粋にめちゃくちゃ弱くなる(兵士の劣化でしかなくなる…)ので、2枚見るに変更しました。
4:乙女【守護】
次の自分の番まであらゆる効果を無効化する。
ただし、9:皇帝の公開処刑のみ無効化されない。
皇帝の意思に背き、英雄を隠した女の代わりにだれかが処刑される。非情な世界。
5:死神【疫病】
相手を1名指名する。指名されたプレイヤーは山札からカードを引く。その後カードを見ずに1枚指定し捨てさせる。山札がない場合効果は発動しない。
指名されたプレイヤーは2:兵士を捨てる事で疫病の効果対象を2:兵士に強制する事ができる。
なぜか兵士ばかりが死ぬ疫病。
6:貴族【対決】
自分と指名した相手は手札から1枚カードを選ぶ。お互いに確認し、数字の小さい方は脱落する。
ただし、英雄と皇帝の場合は皇帝が勝利し、英雄は転生せずに脱落する。
また、10:英雄がすでに場に公開されている場合、3枚目以降の少年は9:皇帝に勝つことができる。
短期決戦の場合だけ英雄が皇帝に勝つというシナリオがなくなる。
7:賢者【選択】
次の自分の番に山札から引く前に手札から1枚非公開で場に置く。山札から3枚引き、2枚を手札に加え非公開で場に置いたカードと残りの1枚を山札に戻す。
犠牲を伴う事により、より未来を手繰り寄せる力を手に入れた賢者。
8:精霊【交換】
自分の手札を場に非公開で置く。指名したプレイヤーのカードを場に置いたカード分指定し、交換する。
自愛に満ちた精霊も、時に誰かの味方をする。
9:皇帝【公開処刑】
【公開処刑】
指名した相手に1枚引かせ、手札を3枚とも公開させる。そしていずれか1枚を指定して捨てさせる。
指名されたプレイヤーは手札3枚に2:兵士がある場合、2:兵士と破棄するカードの2枚を公開する事により、手札の公開を防ぐと共にと破棄するカードを自分で選ぶことが出来る。
この効果によって10:英雄が捨てられた場合、転生せずに脱落する。
兵士は処刑を恐れ、自らの知人を生贄に捧げる。
10:英雄【潜伏・転生】
【潜伏・転生】
場に出す事ができず、捨てさせられたら脱落する。
皇帝以外に脱落させられた場合、転生札で復活する。
9:皇帝の効果にて公開されたカードに1:少年と10:英雄が含まれ、場に1:少年が1~2枚公開されていた時。両者共に脱落する。
1:少年の効果によって破棄、脱落する事はない。※1:少年の効果にて10:英雄を指定する事はできない。
まとめ
まだまだ考案段階です!ルール等に穴がある場合はご指摘下さい。
散々プレイしては仕事中に練り直して……と時間をかけ考えておりますが、皆様の協力なくしてXENO-Wは完成しません。XENOの世界観を枚数の増えたカードで更に強力に表現しつつ。カードゲームとしての奥深さをさらに引き出せたらなと思います。