ベランダに庭先にガレージに…。春に向けて蜂の営巣シーズンがやってきます。スズメバチが生活圏に営巣したら不安も大きいですよね。
少しでも早く落ち着いた生活を取り戻したい。
そんなときはちゃちゃっと駆除してしまいましょう!
※蜂・蜂の巣駆除はリスクも伴います。それこそプロがいるほど危険な作業です。
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Contents
蜂・蜂の巣を自分で駆除するメリット・デメリット
流行りのDIYじゃないですが、自分で駆除する事も可能です。しかし、最悪の場合死に至るケースもあるためメリット・デメリットを正しく理解し、過剰と言えるような準備をして駆除に乗り出しましょう。
自分で蜂・蜂の巣を駆除するメリット
自分でやる際のメリットとしてまず上げられるのは安い事だと思います。
実際に蜂・蜂の巣駆除を業者に依頼すると15,000円~25,000円程はかかりますから大きな差ですね。
また、他人が家や敷地に入らない事や、自分の好きな時間に対応ができる事もあげられます。
(※蜂駆除は安全に行うため蜂の活動時間を避けた方が無難です。そのため100%好きな時間に作業が出来るわけではありません。)
自分で蜂・蜂の巣を駆除するデメリット
次に、自分で行う場合のデメリットを考えてみます。まず真っ先に上げられるのは、失敗する可能性があります。素人なのはもちろん。駆除のために用意する道具はどれも確実な駆除が保証されているわけでもなく、失敗した際には保証されません。そのためかえって高くつくケースというのもあり得ます。
他にも興奮した蜂に攻撃される可能性や駆除方法の勉強に割く時間などもデメリットとして考えられるのではないでしょうか。
自分で駆除が可能な蜂の巣かどうかを見極める
蜂にも種類があり、蜂の巣にも成長段階があります。
巣が大きければ大きいほど内包する蜂の数も多くなりますから危険度は高まります。
そのため、いざ用意をしてみたが調べたら万超えの巣だった!なんて事にならないためにも事前に調査が必要です。
自分で駆除が可能な蜂の種類
ミツバチやアシナガバチであれば後述の巣のサイズを考慮して自分で駆除してもいいでしょう。
しかし、防衛本能の強いスズメバチはたとえ小さい巣であったとしても危険度が高いです。
基本的に蜂は自主的に攻撃する虫ではないのですが、巣に害があると感じると防衛反応で攻撃をしてきます。
スズメバチはその防衛本能が強く、巣に近づくだけで警告音を発し、離れないとそのまま攻撃行動に移ります。そのため駆除のために接近するだけで刺されてしまう事もあるため、スズメバチの駆除は慎重になることをおすすめします。
自分で駆除可能な蜂の巣の限界サイズ
素人が自分で駆除する場合、危険性を考慮すると最大でも15センチ規模の巣までだと思います。
それ以上は内包する蜂の数が増え、危険度が急激に増します。
15センチの巣となると成虫となり働き蜂の数が増えている事が想像されます。そのため多ければ1000匹もの蜂の大群に襲われる危険性があるのです。
自分で駆除可能な蜂の巣の場所
また、蜂の巣の出来た場所によっても難易度が変わります。
広い場所や低い場所に出来た巣は比較的対処が容易ですが、閉所や3メートル以上の高所に出来たものは駆除する際に反撃で攻撃されてしまうリスクも高くなり、危険度が増します。
蜂駆除に必要な物
メリット・デメリットを理解し、駆除可能な蜂・蜂の巣だと判断できた所で、蜂・蜂の巣を駆除するために必要な物を考えてみましょう。
- 防護服
- 殺虫剤
- 長い棒
- ゴミ袋
- 懐中電灯
- 毒抜き器
必須なものは殺虫剤とゴミ袋だけですが、防護服や毒抜き器は安全面を考慮して用意したいです。
また蜂の活動時間を避け、安全に作業するために懐中電灯も比較的重要度が高いです。
どれもホームセンターで用意する事が出来、5000~8000円程度で用意することが出来ます。
それぞれの役割や必要性を細かく見ていきましょう。
防護服
防護服は蜂の攻撃から護るために必要です。ただし専門的なガッツリしたものは結構高価だったりします。
毎年駆除する必要がある山間部で仕事がある人などは購入の検討をしたほうが良いかもしれませんが、高い防護服を購入するとそれだけでサービスを利用したほうが安くなるといった事もあるので、DIYする意味を考えると本末転倒かもしれません。
基本的に必要な要素は針を皮膚まで到達させない事なので内側に綿の入った防寒具を着用し、その上から雨合羽を着用衣類の入り口をすべてガムテープで目張りをすることで侵入を防ぐだけで効果的には防護服を再現が可能だ。
しかしガムテープで目張りをするのは一人では難しい作業だし、なんなら1度着ると脱ぐのが大変でトイレに行くことすらハードルが劇的にあがる。
安全のためとはいえいろいろと難しいのがこの防護服である。
殺虫剤
蜂を殺すためのメイン武器。
途中で無くなると興奮した蜂が飛び回る事になるので、多めに用意しましょう。
また小さい巣が相手でも2つは用意しましょう。屋外利用用と屋内に避難した際に一緒に入り込んだ蜂を駆除する用です。
屋内に1つ置いておく事で焦らずに対処出来、安全に対応が可能となります。
だいたいの殺虫剤は合成ピレスロイド系なので注意深く確認する必要はないですが、選ぶ際は注意しましょう。
日本で多く活動する上記3種類の蜂はこのタイプの殺虫剤が効果的です。
長い棒
高所にある蜂の巣を駆除後に撤去するために必要です。手の届く範囲等であれば不要です。
殺虫剤と親和性の高い高機能な物があると便利です!特に毎年高所の蜂の巣を除去しているような方は1度買っておくといいかもしれませんね。
ゴミ袋
蜂の巣を廃棄するために必要です。事前に2重3重にしておき強度を高めておくとスムーズに駆除が可能です。
懐中電灯
夜間蜂の活動が落ち着いてから駆除するため、不用意な刺激とならないように必要です。
また懐中電灯の光を直接巣に当ててしまうと警戒した蜂が懐中電灯に向かって飛んできますので、赤系のセロハンを貼り、光を抑えましょう。
そして日中に確認した巣の位置までできるだけ地面を照らしながら接近します。
点灯を繰り返し長時間明かりにさらさないのも手です。
光に攻撃する修正を利用し、自身と反対側に懐中電灯を設置し誘導しつつ駆除する事も可能です。
毒抜き器
万が一刺されてしまったときのために容易します。
即座に救急車を呼ぶのはもちろんの事ですが、蜂毒のアレルギー反応をとても早く。
刺されて15分で何かしらの反応が出はじめ、重症化する場合はその後さらに15分で意識不明となる事もあります。刺されて30分で命を落とす事もありますので、とても重要な道具と言えます。
絶対に必要な道具ではありませんが、万が一のときに1000~1500円ぐらいで命が助かると思えば安い買い物なので、用意することを推奨します。
まとめ
4月~11月ごろにかけて蜂は活発になります。知らず知らずのうちに活動圏に営巣され、ちょっとしたタイミングで窓から室内に侵入する事や換気扇等から侵入する事があります。
蜂を見つけたらかならず近くに巣があると思いますので、安心して生活するためにもまずは巣を探すことをおすすめします。
そして、くれぐれも巨大な蜂の巣やスズメバチの巣を自分で駆除しようとしないでください。
本当に危険です。
自分で駆除するにしろ業者に依頼するにしろ、コスパよくより安全に対応出来るようにいろいろな情報を提供しております。
そのためDIYも選択肢の一つとして勧めておりますが、命の危険がゼロではないため出来る限り業者へ依頼する事をおすすめします。