聖地巡礼とは元々は宗教において重要な意味を持つ場所を参拝して回ることを指しています。
それになぞらえて、アニメや漫画・ゲームの舞台になっている場所や登場人物ゆかりの土地に赴くことを聖地巡礼もしくは聖地訪問と呼びます。
聖地に赴きキャラクターの見た景色を楽しむもよし、自分も同じ世界に生きていると想像するもよし。
で す が 、折角行くのにそれだけでは、もったいない。
というわけで、「聖地を観光し隊」と題してまして、作品とどういった関わりがあるのかはもちろん、どんな場所なのかを紹介していきたいと思います。
Contents
建勲神社にゆかりのある作品・キャラクター
刀剣乱舞
薬研藤四郎
過去に建勲神社の祭神である織田信長が所有していたことがあります。
宗三左文字
過去に建勲神社の祭神である織田信長が所有していたことがあります。
明治維新後には徳川家より建勲神社に寄進されました。
建勲神社について
主祭神
複数の神様を祀っている神社において、もっとも中心になる神様を主祭神(しゅさいじん)と呼びます。
織田信長公
戦国時代に終止符を打ち、日本統一の道筋をつけた人物。
民衆の生活や伝統文化、ヨーロッパ文明等に着目して整備を進めるなど広い視野を持っていた。
明智光秀の謀反により、本能寺にて自害する。
配祀神
主祭神以外の神様を配神(はいしん)・配祀神(はいししん)・相殿神(あいどのしん)と呼びます。
織田信忠卿
織田信長の息子。
信長より生前に家督を譲られる。
本能寺の変後に明智光秀を迎え撃とうとするが、明智軍の伊勢貞興が率いる大軍を前に26歳で討死した。
ご利益
国家安泰・万民安堵の大生の神
大願成就・開運・難局突破・産業指導の神・災難除けの神
同敷地内にある神社
本殿以外に小さな社がいくつかある神社があります。
その社ひとつひとつに本社や本社の祭神に縁のある神様が祀られており、神社となっています。
末社
明治頃、本社に付随する神社の中でも、本社に祀られている神の后や子など縁の深い神や地主神を祀る小さな社を摂社(せっしゃ)とすると定められていました。
現在では摂社を定める規定はなくなっています。
本社に付随する神社の中でも、摂社以外の神社を末社(まっしゃ)と呼びます。
義照稲荷神社
【祭神】迦御霊大神(うかのみたまのおおかみ)、国床立大神(くにとこたちのおおかみ)、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
宇迦御霊大神は衣食の神であり、商工繁栄のご利益があります。
国床立大神は住居安全の神であり、病魔を払う健康安泰のご利益があります。
猿田彦大神は指導の神であり、心願成就や交通安全のご利益があります。
奈良時代に、帰化人である秦氏により船岡山を中心として稲荷信仰が盛んに広められ、義照稲荷社の発祥となったとされています。
稲荷命婦元宮
【祭神】船岡山の霊狐
船岡山の霊狐は伏見稲荷大社の命婦社の親神にあたる。
船岡山と伏見の稲荷山とは昔より神霊の関係性が深く、本社は伏見のお稲荷さんの元宮です。
秦氏ゆかりの綾織物職人集団から西陣織が始まったこともあり、西陣織の祖神にもなっています。
船岡妙見社
【祭神】船岡山の地の神・玄武大神
【ご利益】諸厄消除・万病平癒・家宅守護
玄武信仰は古くから行われており、船岡山は玄武の小山と占われ、北の起点として平安京が造営されました。
注目ポイント
国の登録有形文化財の圧倒的な多さ
建勲神社では平成20年(西暦2008年)に境内の様々な建造物が国の登録有形文化財に指定されました。
本殿 | 神様が宿るご神体を安置しておく場所 |
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神門(祝詞舎) | 本殿の前方にある神社の門 |
拝殿 | 本殿の神様へ祈りを捧げる場所 |
神饌所 | お供えする供物を調理、格納する場所 |
手水舎 | 参拝者が身を浄める施設 |
祭器庫 | 祭祀に用いるものを補完する場所 |
社務所 | 神職や巫女が待機する場所 祈祷の受付や守り札や絵馬などの授与をしている |
貴賓館 | 洛北から東山を見渡すことができる、すっきりとした近代和風建築の建物。 |
大鳥居 | 神域と人間が住む俗界を区画する結界 |
建勲神社のより詳細な情報はこちら
【住所】京都市北区紫野北舟岡町49
【公式ホームページ】http://kenkun-jinja.org/
京都フリー写真素材の写真素材を使わせていただいております。